与太ガラス

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 紙にすれば、たったひとひらの紙片に過ぎないのだろう。しかしある電子掲示板に書き込まれた、誰かからのそのメッセージは、わたしを前に進ませるには十分だった。

【登校初日、わたしもすごく緊張しました。でも同じキャンパスにキョロ太郎さんがいると思うと心強いです!(もしかしたらもうすれ違ってるかも?)どこかでお会いできるのを楽しみにしてます!】

 ……ありがとう。

 わたしはその言葉を胸に、大学生活の第一歩を踏み出した。

4/14/2025, 9:56:46 AM