【20歳】
「やだぁ!w
明日?全然暇だよ!?大丈夫!うん!
またねー!はーい!」
オレは成人式なんて行かず
ほぼ毎日遊び呆けてた。
仕事は18歳の頃に新卒で入って1年で挫折。
それから2年間遊び暮らしていた。
スマホ、財布、メイク道具を持ち歩き
夜の街を徘徊していた。
昼間は地味な服を身にまとって
『通行人』として歩き、
夜間は派手な服を身にまとって
『売春婦』として歩いた。
服装とメイクだけで化けれるオレは
完璧に魅了し、金を得ていた。
歩いているだけで、存在しているだけで
間抜けな男が寄ってきた。
「君、可愛いね」
「あたし、高いよ?お金大丈夫?」
「1.5(15000円)でどう?」
「あたし、楽しめる人が好きなの。楽しませて?」
そうやって交渉していた。
まだ『P活』や『いただき』という
名前がついてない時代、オレはそうやって
『女のフリ』をして生活していた。
たとえ「帰りたい」「辞めたい」と思ってもオレはやるしか無かった。
ただひたすら誰かとのベッドで
目を覚ましてばかりだった。
1/10/2026, 10:17:10 PM