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『君と歩いた道』

中学生の頃、毎日毎日学校の帰り道で友達とお喋りするのが止まらなかった。

いったい何をそんなに話すことがあったのだろうと自分でも思うくらい、楽しくて可笑しくて。
分かれ道で立ちどまり、30分も40分も話し続けていた。

何も後に残らない、他愛もなくくだらない話ばかりだったと思う。

思い出すのは、友達と自分の笑い声と長閑な風景。
今日も明日も、ずっとそんな日が続くと思っていた頃のこと。

彼女もたまには思い出してくれているだろうか。

6/9/2025, 8:06:16 AM