寝る間際、リビングのソファでホットミルクをすする。
チリン
こんな夜中に誰か来たようだった。
寒い夜をまとい連れてくる輩はどれほどかとドアを開けてやる。
いかにも不機嫌だという顔をしてやろう。そうして相手を困らせてやる。そう思っていたが、客は全くの予想外の人物であった。
「…え、あ………」
「来ちゃった」
頬を赤くしながらも僕の目をまっすぐとみてくれる。そんな、まさか…本当に?
これは夢なのではないかと頬をつねってみる。夢じゃない…夢じゃないんだ!
「ずっと…ずっとあいたかったです!」
またあなたに会えるだなんて!
12/20/2024, 2:17:28 PM