純粋なやさしさなんて、純粋でない私には信じられない。
何かしらの不純物が混じるのだ。
自己満足、計算、自分に酔いしれるため、他人からの賞賛のため、罪悪感を感じないため。
けれどもそれさえも、私にとっては美しい。
むしろ何の混じり気のないやさしさは、やさしさとして認識できないのだろう。
その存在に気づかずに終わってしまうのだ。
だから多少何かが混じっていたほうが信じられる。
心の中の、善と悪とが混じって溶け合う境目。
そこにやさしさがあるのかもしれない。
だから、必要以上に自分を責めなくてもいいのかもしれない。
8/10/2025, 10:40:23 AM