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毎日、毎日祈り続けた。
"貴方が私を好きなってくれますように" と。
それでも神様は私に優しさを見せることは無かった。
現実を突き付けられた。
学校の帰り道。友達と公園で喋っていると、貴方が
向かってくる。そこからクラスの男子の何人かがこちらへ
やって来た。その男子が彼に言う。
「お前居るじゃねぇかよ!行ってこいよー!ヒューヒュー!」
えっ…?それは私じゃなく、公園の先にいる貴方と同じ
マンションの女の子だった。
「お前らぁ!ぶっ叩くぞ!!」
貴方が恥ずかしそうに言う。それが私がずっと避けていた
現実だった。1人の男子に聞く。
「えっ2人って付き合ってるんですか…?」
恐る恐る聞いてみる。本当は逃げたい。泣きたい。叫びたい。
「いや、まだだけど。まぁ両思いなのは確定だよな笑」
視界が涙で埋まっていく。けど皆に心配掛けたくないから、私は必死に涙を拭く。頭が真っ白になった。
「お似合い、ですね…」
思ってもいないことを言う。必死に笑顔を作る。それから皆、私に別れを告げる。
その帰り道、私は泣いた。悲しさと虚しさと絶望で。勝手に
期待した自分が恥ずかしくて、ムカついて。知ってる。貴方が元々、その子が好きという噂がある事は。けどどうしても…
認めたくなかった。貴方が…あの子を…
家に帰って号泣する。涙でクッションが濡れてゆく。貴方との楽しい想い出が頭の中を巡る。巡っては、今日の事が
フラッシュバックする。ムカついた。なんで私にあんな態度を
とったの?どうして思わせぶりばっかりするの?初めて知る。それが"友達"としての貴方の関わり方で。私が結局、自分の都合のいいように解釈しただけということを。自分が惨めで憎い。
前に、私の従姉妹が言った。
「いやそれただの、クズやん。」
その意味が今、はっきりと分かる。どうしてあの時、あの忠告を聞かなかったのだろう。正しかった。ただのクズだ。
神様、祈り続けた私は報われなくて、どうしてあの子が…
あの子になれたら…そんな、叶わない事ばかり想像する。

神様、祈りの果てがこの結果なんて、不平等ですよ_____





テーマ 祈りの果て

11/13/2025, 10:47:03 AM