komaikaya

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 遊園地かショッピングモールだったか、『色とりどり』のバルーンに惹かれてそれをねだり、でもそうすると、買ってもらうのならどれか一個、このうちの一色だけに決めなくてはならなくて。

 それでまぁとにかく選んで、それを買ってもらって手に持つのだけど、最初にバルーンを見たときに感じたワクワク感はなくなっていて、なんか違う、なんか足りない……って気持ちになってしまう──。


「ええと……なんのハナシ?」
「いいな、と思ったのはそのときの、総合的な雰囲気のせいで、実際にそこから一つを選んでみたら、がっかりしちゃうこともあるじゃない? ってハナシ」
「……がっかりされたくない、くらいには。俺のこと、考えてくれてる?」
「え? っと、あの、」
「なるほど、そうやって遠回しに本気かどうかを推し量っている、と」
「じゃなくて! つまり……たぶんだけど、気の迷いなんじゃないかな、だって私なんかのことを、その、」
「これください! って、ちゃんと選んだの! 観念しろっての!」
「〜〜〜〜っっっ!」

1/9/2026, 9:55:52 AM