...

Open App

ここにいる。なにもぼくの内にはないのに、話すことさえできる殻のように、価値を守るそれを尊びながら。あなたの大切なものも同じ空の下に置いておいてくれたら。あるいは、たましいの味方をしてくれたなら。すべての行いの熱量、そのほんのひとかけらでも届けよと、あなたを暖め得る夢を見ていたい。景色からなにも奪わないで、街の灯のしたにはだれも埋まっていないから。美しい顔も斜陽のかいなに抱かれてみえなくなる、そのあとに残された声の、言ったこと。


#夢と現実

12/4/2024, 12:43:13 PM