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窓越しに見えるのは、小さな私。

傘もささないで、周りの人は楽しそうにわざと水溜まりを踏んずけて遊んでいるのに、私はその弾みではねた水を体に受けながら、何も言わず立ち去っている。

あの頃の、私に言いたい。

他人のことばかりではなくて、自分を大切にして欲しいって。

そう言おうとすれば、窓は激しさを増す雨のせいで、景色がぼやけてしまって何も見えなくなった。

やっぱり、今の自分も、あの頃と同じで、まだ怖いのかもしれない。

7/1/2024, 1:04:36 PM