夜の街は危険だ。
人通りが多いところでもキャッチが多くいるし、人通りが少ないところだと奇声を発してる人やおかしな人もいる。
明かりが灯っているだけで足元や景色がはっきり見えるくらい、田舎以上に何がおこるかわからない。
なのに私はどうして街へ出たのだろう。
空気は汚いし治安は悪い。物価も高いし小競り合いも多い。
交通のべんがよかったから? それくらいしか今考えたらそれくらいしか決定打がない気がしたが……
あの時、街へ出た時は、憧れがあった。今はもうその憧れも消え失せて思い出せないけれど、当時には憧れがあった。
あと、街は眠らない。つまりは、誰かしら人がいた。コンビニに行けば、飲食店へ行けば、どこかにいけば人と関われた。人との関わりが薄れてきた今、街へでればリアルに人と接することができた。
危険だとわかっていても、憧れとふれあいを求めて、私のような田舎者はまた一人、街へと繰り出す人がいるのであろう。
【街へ】
1/28/2023, 12:13:57 PM