暇人 

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「どうすればいいの?」

先生からの問いに
私達は黙り込んだ

先生の、こんなに悲痛な声は
初めて聞いたので

誰も動かず
誰も動けず

ただただ
先生を見ていた

その行動が
先生の追い討ちになると知りながら

何故こうなったのか
漠然と考えていた

「貴女の夢、とっても素敵ね」

「頑張ってね。…私の出来なかった分まで」

「絶対に許せない…」

先生の言葉が
心を覆い尽くして

やるせない気持ちは
飽和状態だった

どうすれば良かっただろう

どうしたとしても

この結末が、最善だった








11/21/2024, 11:20:16 AM