未来の記憶
お前さんなら、「未来の記憶なんてない!」って言いそうだなwww そもそも「お前」って二人称は「御前」って書いて目上の者に対して使う言葉であったが、「全然〜」なんかと同じように肯定と否定意味が反対になって来ている。そんなものに目くじら立てて知識ひけらかすくせに、「羅生門」の意味も知らない。昨夜のは、文豪芥川龍之介の「羅生門」の一節の引用だ。「羅生門」は、生きる意味、善悪とは何か?と問うている。「生きるために誰かを生かすために犯した罪は悪か?」「生きることと正義感はどちらが重いのか?」と問う物語である。ヤスリのようなのは、それを切り取り突きつける文豪芥川龍之介の視線だ。ヤスリなんて生優しいものではない、先の尖った鋭い剣の様なペン先で私たち読み手を指している。芥川龍之介の物語はいつもどこかそんな尖さがあるのが魅力だ。
そんなことも分からないから、「兄ちゃんが、不遇を全部背負った兄ちゃんが犯人で、弟は背負ってくれた兄ちゃんに詫びる」つう物語の一番大切な根幹を指し示されても理解出来ず駄々を捏ねて藪の中に放り込み自慰行為にふける始末になるし、「日本沈没」も小松左京は、この小説では、日本人のアイデンティティなど変わってしまっても良い、それでも生き続ける事に意味があると書いているのに、読み取れずに「アイデンティティ!」と叫ぶ始末。だから、何時も根幹が掴めないのだよwww まあ、読書なんて、好きなように読めば良いが、それでは寄り添う〜にも優しくありたい〜ぃにもなっていないと心得た方が良いだろう、、にも関わらず私なんかと言いながら自分を作家書く人呼ばわりは、命短し恋せよ乙女の浅い夢のようで可愛らしいと思えば良いのだろうかwww
「未来の記憶」
未来の記憶だから。
月の光に導かれ
何度も巡り合う〜♪
ってやつだろうか?
ドラキュラ伯爵は、何百年も彼女の生まれ変わりを待っていた。
届かなかった手紙が、彼の戦死の誤報となり
若き妻は、絶望の淵に身投げした満月の夜。
何も、知らずに
戦場から帰還した夫は
自分が戦場から送った、帰還の報告と妻への愛が認められた手紙が彼女の手に届かなかったことを知る。
戦況は、泥沼化を極め、長引き疲れ果てた兵隊達を休ませる為にも、和睦を申し立て、一先ず休戦協定が結ばれた。
伯爵は、軍を率いて帰路につく旨を城で待つ妻に送ったが、その伯爵の妻を想う心に、傾国の美女を思い描いてしまった側近の愛を信じぬ否定する策略に伯爵と若き妻は落ちてしまうのであった。
若き妻は、愛する夫の死の知らせに絶望し、夫の後を追った。丁度その死体が崖の下から運ばれた、まさにその時に伯爵は帰路についた。急ぎ、妻の待つ部屋に向かい伯爵は目にする。
若く艷やかな妻の亜麻色髪は赤く染まり、その白くなだらかな曲線を描く額はパックリと割れ赤い血は高い鼻筋から目頭を通り、まだ薄紅色さす頬まで、まるで一筋の涙がつたうように溢れ流れていた。伯爵は何が起こったのか理解出来ずに、その場に膝まづき妻を揺り動かすが、閉ざされた妻の瞼はもう開くことはなかった。
伯爵は妻を掻き抱き叫ぶように泣いた。
あれから、何年が過ぎたであろう。
愛を捨てた伯爵は、戦いに突き進み、神への仕返しのように、逆らうものを次々に我が正義の名の下に、串刺しにして城の前に並べた。
やがて、人知れず彼の名は串刺し伯爵と異名を取った。
狂人のような、愛の果てに流浪する伯爵は、何故か歳を取らないままであった…。
歳を取らず、もう何百年も、戦いに明け暮れ必ず勝利し、自分は死ぬことも傷つくこともなく、ただひたすら、唯一の自分がつけられた傷を恨み、何時までも妻を奪われた哀れな夫である自分の為に 傷つけた兵士たちを串刺しにして、城の外にまるで城壁のように並べた。
そして、もう戦う相手も居なくなった頃の満月の夜、娘に出会うのだ、それは、伯爵にとって未来の記憶、出会いではなく再会であった。
「やっと、会えたね」伯爵は娘の手を取った、何故だか娘も逃げはしなかた。娘は伯爵に手を取られ踊った。
満月が、二人の陰をひとつにしようとした時
娘は伯爵の胸に頬を寄せて囁いた。
「ごめんなさい、あなたを信じて待つことが出来ずに、、私はこの言葉をあなたに伝える為に生まれました。私は生まれた時からこの私にとっては未来の記憶となる過去の記憶を持ち続けていました。そして今あなたの腕に抱かれてはっきりと分かりました。愛しい(かなしい)あなた…」そう言ってあの日と同じように彼女を抱く伯爵の腕の中で娘は、あの日とは違う透明な涙をその清く温かな薄紅色の頬に流したのでした。
満月の悪魔が、伯爵に命令する。
「さあ、最も欲しかった女の血を満月に捧げるのだ!」「そうすれば、その女と共に永遠に血の海で月明かりを受けて生きて行ける、殺るんだ!」
満月の悪魔に魂を売り、妻を待ち続けた伯爵は
娘の白く細い首筋に牙を立てようとしたが、娘の乳のような甘い香りに、はっと目を見開く。
「この娘は、娘であって あの私の妻ではない」
「愛してる、愛し過ぎたから 私は、このあなたを汚せない」
伯爵は、泣き崩れ。
気絶した娘を、馬に乗せ帰すと。
満月の下、ロザリオを自らの首に架けた。
青い稲妻が伯爵の心臓を貫き、伯爵は月光の下累々たる彼が拵えた串刺しと共に並んだ、やがて朝日が東の空から差し始める。
昨日と今日の交わるところに、未来の記憶。
「ドラキュラ伯爵」オマージュ
令和7年2月12日
心幸
後書き
謎の多い物語でもなんでもないよwww
「ネタバレ最低」
「嫌い」ってネタバレしちゃったらwww
その最後に伝えたいメッセージをぉ、具体的な直接的で下品な言葉にしちゃうと、物語になりませんwww 如何にして直接的な言葉を使わずに生々しい感情を受け取る人に伝えることが出来るか?が文章を書く秘訣らしいですよwww
昨夜のは、数多ある「ドラキュラ」の物語に敬意を表してオマージュとさせて頂きましたが、月の悪魔も串刺し伯爵も娘さんもその前世の妻から受け取った来世の記憶も、オリジナルですので悪しからずなわけですが、読むのが上手い方なら、言いたいことは、娘の(妻の生まれ変わり)献身が串刺し伯爵の呪いを解いて安らかな眠りを齎しましたとさという話だと簡単に読める文章です。それは、夫を信じる自分を信じて待つことが出来ず自ら命を終わらせた、妻からの詫び状であった。妻もまた、生まれ変わりの娘にその明け来る運命を託して深い眠りにつけたのでしたって話。「あなた被害者で何時までいるつもり!」な話なわけですがって、こんなネタバレ書いたら本当不粋ですが、伝わらない人の為にwww そもそも私はよく引用をしますが、まるまる結末写しは歌詞くらいしかありませんし歌詞も替え歌メドレーによくなります。あらすじくらいは、文章書こうって人なら
誰でも知っているであろうと思われる物語で自分が惹かれた物語を引用し自分の想いをのせているわけです。
何時もネタ元を記すのは、それは読んでる人には分かると思いますが、つまりは、数多あるインスパイアされたネタ元を大事にしたい思い、そのネタ元への敬意を示すために記しているだけですが読書力が浅い方には分からないかも知れないと思いここに記しました(苦笑)
読書力あげてくださいwww
ご自身も、何処かの駄文を皮肉って宛てたインスパイアされてオマージュしてリスペクトしようとしてパクってる文章になってますけどwww 得意の私はぁ良いのでちゅかなwww
「好きや嫌いや」「最高や最低」そんな直接な言葉でしか心を伝えることが出来ない文章は物語とは言えないですからwww
がんばってくださいwww
2/12/2025, 1:17:17 PM