やまめ

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白い帽子に手を添えて
三つ葉片手に振り返る
まんまるほっぺた落っこちそう
ふにゃんと笑う口からは
涎がダラダラ出てました
この手を伸ばして拭うけど
涎かけはもうキャパ越えて
仕方がないかと諦めた
引っ込むその手を捕まえて
さも嬉しそうに笑う君
休日午前のおひさまに
照らされ光る生えたての
溢れんばかりに白いその
乳歯が何より好きなのです。

6/21/2024, 4:45:16 PM