ひたすら走った。
真夜中は暗くて、朝は明るかった。
メロスのように走った。
走った先には自分の努力があった。
空に向かって走ったんだ。
たった一人で走ったんだ。
もうあの頃には戻れない。
1度立ち止まって空の色を確認すると
綺麗だと思った。
その瞬間走り方なんて忘れた。
受験が終わって空を見上げて
もう1回走らなければならなくなった。
もう先に進んだ人達は見えない。
歩いていけば後ろから来るやつに追いつかれる。
歩いてもいい、必死でやってんだ。
大丈夫、空はまだ続いてる。
空に向かって
4/2/2025, 5:04:56 PM