好き、嫌い、 君の背中を追って どこにも行かないで 子供の頃の夢 です
好き、嫌い、
「好き、嫌い、好き、嫌い…」
花びらを1枚ずつ取りながらした花占い。
大人になった今なら、花びらを取っていくのはかわいそう。とか、結果が好き。になったとしても、占いだしなぁ。と思うけど。
でも、占いに頼ってしまうほど、想いは真剣。ってことだよね。
ランドセルを背負ったまま花を持ち、花占いをする小学生を微笑ましく見つめたのだった。
君の背中を追って
「俺が先に行って、お前が来るのを待つ。だから、絶対俺のところに来いよ」
1つ上の先輩。君の背中を追って、卒業式のあと、君がいる場所まで来た。
「お、来たな。待ってたぞ」
君が待つ事務所に入ると、君は俺の手をガシッと握りニカッと笑う。
「俺も、早く来たくてうずうずしてました。今日からよろしくお願いします」
「ああ。こちらこそよろしくな」
俺たち2人から始まる、俺たちの会社。俺は先輩と共に、会社を大きくできるよう、頑張ろうと思うのだった。
どこにも行かないで
「どこにも行かないで」
ベッドで横になるキミのそばを離れるため、腰を浮かせると、キミに手をつかまれる。
「大丈夫。すぐに戻って来るから」
髪をそっと撫でると
「絶対だよ。すぐに戻って来て」
泣き出しそうな目で、キミは僕を見つめる。
お互いの実家から、少し距離のある場所に住んでいる僕たち。結婚してここに住むようになって、慣れてきた今、キミが体調を崩してしまった。
「キミが元気になるまで、ずっとそばにいるよ。だから安心してゆっくり休んで」
掴んでいたキミの手を取り、手の甲にキスをすると
「うん」
キミは微笑み目を閉じたのだった。
子供の頃の夢
自分の子供の頃の夢は、作詞家になること。
中学生くらいに、形にもならない小説のようなものを書いてみたら、意味のわからないものになり、長い文章は自分には書けないんだな。とわかったので、なら、短い文章を。と安易な気持ちで、作詞家になりたい。と思ってました。
夢は叶っていないけれど、書くことは好きなので、偶然出会ったこのアプリを使わせていただいて、書くことを始めました。
これからも、遅れてばかりですが、書くことは続けていきたいです。
6/24/2025, 9:19:21 AM