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「透明」

君のいない時の自分は透明だ。
空気に希釈されてなにも残らない。
こんな自分に君は色をつけてくれる。
どんな色?ときかれたら、様々な色と答えるたろう。
君の表情は豊かで、自分も楽しくなる。透明な自分も君につられて色がつく。
そんな君がいなくなってしまったら自分は透明になって、景色はモノクロになった。
何の彩りもない日々。
味のなくなったらガムを食べ続けるように生きる日々。
だけど、自分は君の色を忘れられない。
だから、これからも進む。
この世に一つしかない君という色を求めて。


          from.君の描きかけのキャンパス
             〜九本の赤薔薇を添えて〜

3/13/2025, 12:08:58 PM