彼とわたしと

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“香水”が強い人は嫌だ、好きじゃない。よほど自分に自信がないのだろう。どこかの柔軟剤の、素朴な匂いがいい。そして街中で誰かの匂いを感じた時、これ、彼の匂いに似てるって、思いたい。

つまり私は、日常のどこかで、いつも彼を感じていたいと思っているのだ。なによりも夢中にさせてくれるただひとりの彼を。では、そんな素敵な彼にはあと何年でもっと近づけるのだろうか?それは、ほぼ不可能な未来だろう。少しでもその可能性を上げる点に対して効果的なのは、私をもっと身近に感じてもらうことだろう。私の匂いをしっかりと覚え、日常のいろんなところで私を感じてもらう為、強く匂う“香水”をつけることだろう。

8/30/2024, 10:27:51 AM