紺色

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朝起きて寝坊したことに気づいた。

親に向かって「何で起こしてくれなかったの!?」とお決まりのセリフ。

すると親は目も合わせず「自分の行動に責任を持ちなさい」と吐き捨てる。

私は何も言えなくなりうつむきながら「朝ごはんは?」。

「そこにある」と一言だけ返ってきた。

やはりこっちは見ない。

“そこ”って?

なんとなくテーブルの上を見る。

テーブルの上にはおいしそうなご飯がのっていた。

急いで完食し慌てて外に出る。

学校に行って、普通に授業を受けた。

学校では誰とも会話を交わすことはなく、私はほとんど俯いて過ごした。

放課後になって、後ろから呼び止められる。

「清水(しみず)さん、今日は大丈夫だった?」

先生だ。

特に良くしてくれる先生が心配しながら駆け寄ってきた。

今日初めて人と目を合わせたかもしれない。

「大丈夫でした」

そう言って笑う。

先生が首を傾げた。

「あなた、清水さん?」

「はい?そうですけど」

「……ごめんなさい。清水さん、見ないうちに笑い方変わったのね」

先生が笑う。

笑い方?

同じだと思うけど。

私も首を傾げる。

「そんなに笑い方変わってました?」

「え?ほんとにちょっとだけどね。貴方いつも、歯を見せて笑うから。今日は違った。まぁ、気のせいかもしれないし、そういう笑い方の時もあるわよね」

その後、先生とは少し話して別れた。

家に帰って、「ただいま」と言う。

「おかえりなさい」

「うん」

親が出迎えてくれた。

「………さよ?」

名前を呼ばれた。

「なに?」

「さよ、何かあった?」

「何もなかったよ」

「……さよ」

「なに?」

「……反抗期、終わったのね」

「反抗期?」

「…まぁ、いいわ。手を洗ってきなさい」

言われた通りに手を洗って、しばらく暇をつぶした。

お父さんが帰ってきたから晩御飯になった。

「お父さん」

私がそう呼びかけると、お母さんとお父さんは驚いた。

「なぁ、さよ。これで気分が悪くなったらごめんな。でも、一つ質問してもいいか?」

「どうぞ?」

「お前、前はお父さんの事呼び捨てにしてなかったか?」

「?別に」

「…もう一つ質問してもいいか?」

「?」

「さよ、だよな?」


                              あなたは誰

最後よくわからない終わり方になってしまってすみません。

あなたのご想像におまかせします。

今日、雪のおかげで短縮になりました。

めちゃくちゃ嬉しいです。

今日は雪のせいで学校来てなかった人もいたっぽくて大分クラスの人数が少なかったです。

あと、転校生の話します。

なんか、すごい背が高かったです。

結構話しやすい性格でした。

気も利いてて、普通にすごいなって思いました。

2/20/2025, 7:54:39 AM