コーヒーを丁寧に淹れる作業が好きで、お湯を注いで、粉がヒマワリみたいに膨らんでいくのをじっと見る。さっきまで、何か考え事をしていたせいで万年筆の跡が指についていた。湿度が90%を超える日だというのに、なぜか加湿器をつけていたことに気がつく。加湿器をとめて、万年筆を片付けると忘れられたコーヒーの存在を思い出した。すっかりコーヒーは冷めていたけれど6月も半ばだということは覚えていた。
6/15/2025, 11:53:38 AM