ベルの音。ジングルベルかな?じんぐっべー、じんぐっべー、鈴がーなるー、と。
子ども達はクリスマスをとても楽しみにする。ケーキやプレゼント、いつもよりちょっとだけ派手なごはん。うちはキリスト者ではないので、一般的な年中行事のひとつとしてのクリスマスである。
クリスマスが本来はどういう行事なのか、一応なりと知っておいて欲しいな、と思って毎年話してはみてるんだけど、なかなか関心を向けてくれない。んもうプレゼントとケーキで頭がいっぱいのようだ…
各地での細かな違いはさておき、まっすぐにクリスマスの本質を見ると、それは「心」にある。昔あった映画にも出てきているが、「クリスマスの心」だ。その昔、我らが友(こう表現しても差し支えなかろう)イエスが隣人に良きを与え、愛の心を分かち合ったことがとても素晴らしかったので、年に一度はそれを思って同じようにしたいというねがいを記念してのクリスマスなのだ。クリスマスの核心は、神聖を振り向くことと、それに伴った愛の心を与え受け取ることにある、と私は考える。ディケンズの『クリスマス・キャロル』でも、主人公スクルージさんはクリスマス当日になると、自分の中の愛を表現できることと、それを受け取ってもらえることに、大いに幸福と安らぎを感じる。
今のところ、クリスマスという時期に、それに近い心の恩恵を受けているのは、我が家では私だけのように見える。子ども達の喜びはプレゼントとケーキ…
クリスマスが記念の時期である良いところは、互いに「分かち合うこと」を了解している期間ということだ。クリスマスの間、心が柔らかくなる人は多い。
ベルの音が、その記念期間の到来を知らせてくれる。
さて、だかしかし。私は当面、子ども達の物欲的な期待に応えなければいけない。むぅん、クルシミマス…
12/20/2023, 1:34:25 PM