夜の海眠れなくて、散歩をすることにした。行き先は海。夜の海は真っ黒で、少し不気味で、昼間に見る楽しそうな海とはどこか違っていた。周りには誰もいないから、足音と波の音しかなかった。ふっと雲間から大きな満月が姿を見せた。暗かった海に一筋の光の線が浮かんだ。それがあまりにも幻想的な景色だったものだから、家に帰ることにした。明日は夜の海の絵を描こう。そのためにも早く寝ようと思ったから。
8/15/2023, 10:12:53 AM