書けないかも。
私の信じる神様は生きてる人間とはやり取りしないから書くとしたら嫌な書き方になりそうで書きたくない。
ファンタジー系なら書けるかもだけど世界観とか説明しなきゃだから難しいし。とか言ってたけど書けました。
あごひげを蓄えた男が勝ち誇った笑みを浮かべた。
「巫女よ、御神体をどこに隠した?」
先程飲んだ水に自白薬でも入っていたのだろう。逃れる手を用意していないとでも思っているのだろうか。
「知りません。知っていても言うことはありません」
思わず怒気が籠もって低い声が出る。というのも本当に知らないのだ。
何重にも暗号化すれば問題ないはずが、記憶があると知られればひどい拷問を受けるかもしれないからと奪われてしまった。知っていたらもっとできることがあったろうに、神様なのだからもっと自分の身を大切にしてほしい。
部下の男に何やら耳打ちされた男がこちらを睨んで足早に去っていく。私は細く息を吐くと思索の海に沈んだ。
―――神様へ、今の私は弱くてあなたを守れない。私はあなたのそばにいてもよろしいのでしょうか。
4/14/2023, 1:52:03 PM