─夢を見てたい─
…嗚呼、もう朝か。
ただ着替えて、朝ご飯を食べて、
電車に揺られ、デスクに向かい、
終電に乗って、鞄から鍵を取り、
玄関を開いて、風呂で体を洗い、
夜飯を食べず、ただ眠りに着く。
繰り返すだけの日々。失うことだけの日々。
何も変わらない日々。自分を見失った日々。
娯楽のない時間を、
普通になってしまった行動で潰す。
自分の首を締める行動。
分かっても、やめられなくなった。
だから変わらないと、
変えられないんだと分かっている。
僕にはすぐに忘れてしまう夢しか救いがない。
もう、ずっと夢を見てたいなぁ。
幸せだけじゃなくても。不幸でもいいから。
だから、もう朝を迎えさせないで。
僕から、自由を奪わないで。
1/13/2024, 10:10:42 PM