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 貴女は、今世の記憶が非常に曖昧なことに、時折不安を覚えます。
 父君や弟君、他のご友人たちが、どうやってそんなにも鮮明に過去の物事を記憶しているのか、分からないのです。

 それでも構いません。別段、今の貴女が生きることに支障がなければ、そこに問題は全くありません。
 
 仮に支障が生じるのだとしても、それでも貴女の魂がそこに息づいていることに変わりはありません。そして、それ以上に重要で価値があり、尊いことなどあるでしょうか。

 ですから、そんなに怯えなくて良いのです。
 多くを忘れてしまっている貴女のままで、笑って生きていってください。

3/25/2025, 1:04:58 PM