「あなたを知りたい。私のために」
人はそれぞれが、絵と形の違うパズルのピースだ。
誰かの事を深く知りたいと願う時、自分の絵柄と繋がるか、そもそも繋がる形をしているのか、そういう風に相手のピースの形を必死に探っている。
あなたの色は?
あなたの絵は?
あなたの形は?
だけど足りない。
形は合いそうで、私に描かれる海洋の絵に合うように、あなたのピースには水が描かれているけれど、それは淡水かもしれないし、私は魚が嫌いだけど、あなたは好きかもしれない。
だからもっと、知りたくなる。
淡水か海水どっちなの?
魚は泳いでいる?
陽の光は差し込んでいる?
人はそこにいる?
あなたは私を見ている?
相手を知りたいという気持ち。
それは相手を想っているようで、実際は、「お前は私と繋がれるのか?」「私と愛し合えるのか?」という、どこまでもエゴに満ちた、孤独からの逃避感情なのかもしれない。
3/12/2026, 12:56:18 PM