心地いい。温かな雲にのっているような、そんな感覚。だが、そんなものもつかの間、僕は何かに引っ張られ、その空間から抜き出される。明るい。明るすぎて目が痛い。助けて、と必死に泣き叫ぶ。母から赤子がうまれた。赤子は驚きで泣き叫び、母と周りは歓喜で泣く。母は数ヶ月前から決めていた名前に思いをのせて命名する。赤子は死ぬまでその名前を語り続ける。「わたしのなまえは、 」
7/20/2024, 3:23:16 PM