手を繋いで
小さい頃は神様がいて不思議な夢を叶えてくれた。
大人になってそれが周りの大きな愛情だったと気がついたんだけどね。
大きなモミの木にキラキラと輝くイルミネーションが目に止まる。この時期毎年のように煌びやかに輝くネオンライトが当たり前になってしまった時代、些細な事が尊く思い出される。
贅沢になることは悪いことですか。
人の欲は際限がなくて、時々ちょっと怖くなる。
当たり前のハードルがどんどん高くなっていく。
振り落とされてしまいそう。
振り返ると幸せそうな家族。
笑い合う恋人たち。
友達同士ではしゃぎながらすれ違う人たちを
羨ましいような微笑ましいようなそんな気持ちを通り過ぎた。
本当は大事な人と手を繋いでいられるだけで
幸せなんじゃないのかな。
生きてるだけで丸儲け、そんなきよしこの夜。
12/9/2024, 10:40:15 PM