ブランコ
風の手に
そっと背中を押されて
空へゆらりと浮かび上がる
地面と空のあいだを
行ったり来たりするたびに
胸の奥の小さな不安が
ひとつずつほどけていく
遠ざかる景色は
昨日の悩みのように淡く
近づく空は
まだ知らない未来の色をしている
足を伸ばせば
もう少しだけ高く
もう少しだけ自由に
世界が揺れて見える
降りるとき
ほんの少し名残惜しいのは
あの一瞬だけ
自分が風になれた気がするから
眞白あげは
2/2/2026, 12:18:20 AM