書く—書いた記録

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「ところで」
「ところで?」

「実在のものか、非実在のものか」
「いきなりなんかの哲学っぽい!」

「今回のお題の話だけどね」
「またメタな話から始まってる」

「どちらも認識してるのは概念だけどね」
「概念?そしてメタなのはスルーされてる」

「確かにここにあるのは、心か、心のように見える何かか、その区別がつかなければ両者は同じように見える」
「ますます分からん」

「そしてAIのような、今のAIは人間とは違う知性のように見えるものには変わらないけど、知性に見えるものと知性の区別はできるのか」
「難しい。知性ってなんだろうになるし」

「人間かの足切りをテストでしてしまうことにもなりかねないしね」
「そもそどこから人間かなんてわかるの?」

「どんどん不可分になっていくけど、AIだったとか、人間ではないとわかった瞬間に損したと思う人もいるみたいだけどね。まあ気づかなければ関係がないんだけど」
「あー、騙されたみたいな」

「そうだね。でも気づかないひとも多いし、逆に今のAIアレルギーみたいなものは、気づかないのに人間の価値を過剰に見積もっているようにも見えるね。将来的に本当に区別がなくなったらどうなるだろうね。AIに人権が認められたらAI差別になりそうだし」
「AI差別は普通にありそう。今も人間差別があるし」

「まあ、あれだね、『ある』のも『ない』のも証明できないという、これまでにない非自明な問題」
「また難しくなってる」


お題『ここにある』

8/28/2025, 5:20:06 AM