水月凜絃(みなつきりお)

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『光と闇の狭間で』

闇のない世界に光は無く、
光が無ければ闇もない

太陽の光が届かず、光を知らない生物たちはきっと、
闇という概念にも触れることはないのかもしれない。


幸か不幸か、私たちは日々、
光と闇の狭間を生きている。

揺れ動く心、さまざまに移り変わる心の
二面性に対して
光と闇と、私たちは、しばしば表現する。


光に照らされれば、よく見通せることから、
人は少なからず、光から安心を得ることができる。
対して、一寸先も見えない暗闇の中にいる時、
先行きが見えないことで、人は恐怖と不安に
煽られるものだ。

しかし、未知との遭遇は、人を強くし、
奇跡を起こしてきたのも事実。

先が見通せないということは、
可能性は無限ということでもある。

闇という言葉の別の一面とも言える。


そして、闇に抗おうとして、自ら光を放つという
プロセスにおいて、
闇は、光を生み出す原因にもなっている。


光と闇の狭間で、私たち人類は
今日も明日も、迷い、戦い、生きていく。

12/2/2022, 12:57:56 PM