わたしの、命が終わる時。さんざん見送って。さんざん、別れも経験して。さんざん、その分だけ辛い思いもした。走馬灯。そんなの。いらないの。わたし、覚えてるから。最期。わたしの、横にいるのは誰だろう?衣服を脱ぎながら霧の中を走る。わたしに、必要な物などない。裸足のわたしが、川の向こうを眺める。「お願い連れてって!」
2/12/2024, 11:17:49 AM