何気なく、なんとなく、過ごしていた時間。いつしか心の奥底で育っていた、私の時間よ早く終わってくれ、という鈍くくすんだ感情。息苦しい毎日の海底で、遠い遠い海の上からのそんな光に憧れていた。はやく、はやく、私の時間よ止まれ。そんな私の世界を百八十度変えた人がいた。でも、人の感情に永遠はないんだ。だから、だから。今は、今だけは時間よ、止まれ。─時間よ止まれ─ #69
9/19/2024, 1:26:27 PM