récit

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人生が一冊の本なら、そこにはいくつもの物語が詰まっている。
足跡を辿りながらページをめくっていくと、過去の出来事はさまざまな色で映し出される。

それぞれの章は、喜びや悲しみ、出会いや別れ、成長の瞬間を記録している。

僕はそれらをファイルに丁寧に仕舞い込む。

そして過去の自分に向かってゆっくりとさよならを告げるんだ。

本の中の自分という乗り物は、そんなに多くの荷物を運べないものさ。
次の旅のためのスペースを作っておくのさ。


「さよならを言う前に」

8/21/2024, 3:22:58 AM