題 星に願って
星に願いをかける。
お願いします、どうかこの気持ちが報われますように⋯。
この想いが届きますように。
いや、届かない。分かってる。
こんな事してもあの人が私を振り向くはずが無い。
だって別の人が好きなんだなら。
なんなら私にその人のこといつも嬉しそうに話してくるんだから。
だから、私は悲しみにくれる。
悲しみにくれるけどどうしようも無い。
人の気持ちは変えられないから。
私は笑顔で相談聞くだけ。
そうなんだねっ、て、どうしようも無い苦しみを胸に秘めながら。
引き裂かれるような心の痛みを感じながら。
あなたの言葉なんて聞きたくないって思いながら。
私の想いはちゅうぶらりんだ。
想いはあるのに、星に願っても、神様に願っても、何に願っても決して叶うことが無い。
叶わないことだって世の中にはあるんだ。
そう思ってしまう。
七夕に願いを、新年に願いを、絵馬に願いを、そんなのたくさん見るけど⋯。
人の気持ちは変えられないって思うから。
希望をもっても辛いだけだ。
諦めた方が早い。
そうしたら他の人が現れてくれるかもしれない。
幸せになれるかもしれない。
でもさ、諦められないんだよね。
他の人と話してもあなたじゃないから。
あなたじゃないなら意味ないから。
そうだよね、代替品で補えるなら最初からやってる。
私はあなただから好きなんだから。
だから、苦しくても他の人との恋話だって聞いてしまうくらいなんだから。
私の心はどこへ行くんだろう。
いつまで縛られるんだろう。
もうそろそろ解放してくれないかな?
終わりの見えない辛さ。
解放を望んでも離れたくないジレンマ。
ねぇ、お星様、どうしたらいいのかな?
私の心が楽になる方法をどうか教えてください。
2/10/2025, 10:18:39 AM