桜の花びらが舞い散る瞬間って、なぜかスローモーションになる。
その時その時の一瞬を記憶するみたいに、眼に焼き付いていつまでも覚えている。
小学一年生。
登校時にピカピカのランドセルを背負って、頭上から降ってくる花びらにワクワクしたこと。
時間が有り余ってた学生時代。
読書をしながら校内の石畳の隙間に滑り込む花びらをぼーっと眺めていたこと。
入社一年目。
望んで入った会社なのに現実は思い描いていたものとは全然違って、毎日毎日朝の通勤時にちらつく花びらの綺麗さに泣きそうになったこと。
これから先もきっと人生の節目節目で、花びらとともに思い浮かぶ記憶がつくられていくんだろう。
4/17/2023, 5:29:31 PM