題名『緊張』
(裏テーマ・あの頃の私へ)
あなたは自分が好きですか?
そう聞かれたら、私は大っ嫌いと言うでしょう。
未来が楽しみですか?
絶望しかありません…と答えるでしょう。
でも、何をしても私は緊張する。
緊張とは、自分の能力を過信し結果に執着することで起こる現象です。
つまり私は、自分が大好きで将来に夢見ていて、しかもそれに気づかず反対のことを言っている痛い人間のようです。
私は歌が好きでした。
みんなの前で熱唱したら爆笑された。
「あなたって愉快で楽しいね。友達になって」と言われた。
私は真剣だったのにふざけて下手に歌った振りにした。
「好きです」
そう告白したら、
「マジ?、そのブサイクで?」
そう言われて咄嗟にアニメのキャラクターの名前を言った。その人が大好きなことを知っていたから。
とりあえず話は盛り上がり近づけたけど、失恋した。
そして、少し疑ってはいたけど、私がブサイクなことが不安から確信になった日でもあった。
だって家族も友達も私の顔をいつも可愛いって言うから信じてしまっていた。
それ以外にも色々あった。
特にあの頃の私へ言うなら、家族の言葉は信じるな、世間はかなり嚴しいぞってことかな。
それでも今も何をしても緊張する。
自分に期待するし、期待以上の結果も欲しくなる。
「それでいいんじゃない?」
そんなことを言う人に出会った。
自分を侮辱してイジメて虐待する。一番の加害者は自分ってことが多いんだって言う。
一流のプロデューサーはどんた商品も人もヒットに結びつける自信を持っている。つまり、この世に魅力の無い物は存在しないと言いきった。
駄目なんじゃない。
良さに気づいてないだけと言う。
そう、それが今の私の彼氏。
私を肯定してくれる人。
5/24/2024, 4:10:11 PM