8.もう一つの物語 もし君が難病に苛まれずに健やかに地球で暮らせていたら、君の両親と幸せな時間を過ごせていたのかもしれない。 僕が君を治せる鍵になっていれば、あんな悲劇に巻き込まれる事もなく本物の白百合の花畑で満天の星を眺めていたのかもしれない。 今は1人で夜空を眺めているよ。過去とは決別した筈なのに、やっぱり期待してしまう。 君と僕が幸せに生きているもう一つの物語を。
10/29/2024, 2:18:38 PM