みけねこ

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落ちていく
「ニャッ?!」
キャットタワーから足を踏み外し、私の体は下に落ちていく。咄嗟のことだったため、着地の体制も取れない。
「うおっと!!」
キャットタワーの隣に座っていた男ー飼い主が手を伸ばし、既のところで私をキャッチした。
「ハハハ。お前、よく落ちてくるよな〜」
確かに私は空から落ちてきて、傷だらけの私をそのまま面倒を見て、飼うことになった男からすれば、私はそう見えるかもしれないが、最初の出会いは偶然で・・・
ーひょっとして、私ってどんくさい?
「まぁ、そういうとこもかわいいからいいけどな」
飼い主は仕方なさそうに笑って言った。
まぁ、私もこうやって出会わなければ、この男とこうやって暮らすこともなかった訳で・・・
ー私もこの暮らしをなかなか気に入っている。

前回の落下の続編です。けっこう前の作品だし、前回より減ったものの文字数多いけど、私的にこの作品気に入ってます。(みけねこ)

11/23/2023, 1:03:38 PM