悠々

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太陽のような
今でも君の狡い笑顔を鮮明に思い出す。君はいつも太
陽のような優しさをくれる人だ。相談も乗ってくれる
し、いつも苦境から助けてくれる。しっかりしている
のに、何処か抜けていて、君といるとドキドキして
安心して安寧に浸れる。君は私を大切に思ってくれ
る。手を繋いだ時も、君は優しく手を包み込んでくれ
た。なんとも言えないけど、優しい温かい光なんだ。
好きなんだ。木漏れ日からさした光のようで、本を読
む私に、寄り添うように風を温めて、髪を撫でる。そ
んな一時をくれる。確かに、太陽だって肌を焼くよう
に、嫌なところだってあるよ。食の好みが違うとか
身長を伸ばすのを否定してくるところとか。170cm
は、欲しいんだよ。君と同じ目線で物をみたいんだ。
君と手を撃いだ時に歩きづらくないように。考え方だ
って、あまり似ていない。
それでも、僕は君の事を愛している。「愛している」
よりも愛を伝えられる言葉をいつも模索している。君
に夢中なのかもな。いつか、君が絶望感や焦燥感で泣
くのなら、隣にいるよ。一緒には泣けないけれど、君
が前を向いて進めるようになるまで側にいる。僕に出
来ることと言ったら、そんなことぐらいだから。気の
利いた言葉も言えないけど、僕の前から居なくなって
からじゃ、遅いと思うんだ。太陽みたいに君の行く道
を照らすから、一緒に歩いてくれませんか?君とい
れる日々がこんなにも嬉しいなんて、思いもしなかっ
た。
書いていて思ったが、あまりにも冗長的だな。
だから端的に言うよ。太陽のような君が好きだ。君の
彼女にしてくれてありがとう。君が許してくれるなら
これからも側に居たいよ。

小さな命
そんな言葉を聞くと、子供や小さな動植物、蟻なんかを思い出すのではないだろうか?命の重さは地球よりも重いと言った人は誰なのだろうか?これでは、命に大小は無く、軽重も地球以外に無い。では、本当の意味での小さな命とはなんなのだろうか?惑星だろうか?超新星だろうか?はたまた、ミクロの世界の住人だろうか?ミジンコやミカヅキモだろうか?ダニ等の人の目には視覚しづらいものたちだろうか?命を軽々しく見た者の命が小さき命なのだろうか?人は簡単には死ねないが、簡単に死んでしまう生き物だ。私の大切な人も一回自分を壊した。殺されたも同然だ。私が幼少期の頃、姉のような存在だった。決断力と行動力に優れ、頭脳明晰だった。客観的に物事を見聞きし、論理的に物事を解決していた。また、慈愛に満ち、人に優しさの何たるかを、見せていた。他者の成長を妨げぬ程度に、それでいて本当に困って居る者には救済を与えていた。当時の私より1歳くらいしか変わらないのにも関わらず、卓越し、圧倒していた。しかし、彼女は、いじめに苛まれた。彼女を面白くないと思っている輩は多く、彼女を羨ましく思っていた。彼女は、いじめを家族や教師に話さなかった。何事も無いように、私に笑顔を振り撒いていた。でも、きっと内面は深い悲しみで一杯だったことだろう。助けた人は何もしてくれない。ある時、違和感を感じ教室に入った。傍観者が一切居ない状況だった。誰も彼もが、彼女を嘲笑った。その時、私が、彼女を助けたが、それ以降、彼女は何も話てはくれなくなった。いつしか、彼女は窶れ、壊れていった。自信も希望も無くなり、私の近くでいつも佇んでいた。時間になれば名残惜しそうに戻っていく。私は、それを見ているしかなかった。もちろん、先生に話したが、何も行動にうつしてはくれなかった。彼女は、本に没頭したが、それも束の間の逃亡でしか無かった。彼女は、このままでは自分が壊れてしまうと感じたらしく、一度自分で壊して作り直そうとした。壊れたものがそう簡単に直せるはずもなく、あの頃のような彼女はもうそこにはいなかった。彼女は、最後に私に笑いかけ、引っ越して行った。何処か悲しそうな、切なそうな、なんとも言えない笑顔だった。私は、彼女が自信を取り戻せるように、文通を今でもしている。やはり、深い傷は爪痕をしっかり残している。彼女は、心を壊してからというもの人の感情が分からないと言っている。人の機微が分からないと。優しさも分からないと。彼女は、自分の感情さえも分からない。3分の2以上が分からなくなっていると言う。仮初めで、演技をしているのだと言っていた。相手が喜びそうな言葉を選ぶ作業なのだと。彼女の心は小さな命だ。今にも壊れそうな命だ。これからの彼女はどうなるのか分からないけれど、私は側に居たい。共依存ではない。そもそも共依存は、科学的ではない。彼女を癒すのも親友としての責務だ。だから、小さな命を守る彼女の防人に、私は成り続けたい。

2/24/2024, 1:37:58 PM