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『一筋の光』

周囲は夜明け前のような、暗くも薄明るく
濃紺に薄い青、薄い白がグラデーションを描いている
ここは、どこかの山の上?
足下は地に足が着いていない感覚だ
それにも関わらず、どこか落ち着く
不思議な心地…

雲間から光が射していた
あの光の元へ行ってみたいと思った
どうやったらたどり着けるのか
路は見えない
それでも、たどり着けると知っているかのような確信がある
それが何故かはわからない

これは、いつ見た景色なのか
気が付いたら心の中にあった
そして、いまでも覚えている
あの光の元へ、自分は行くのだと

雲間から射す一筋の光は、いったいどこに繋がっているのか
僕をどこへと誘っているのか
それはきっと、たどり着けた時にわかるのだろう

11/5/2022, 2:23:21 PM