ぷるるん!!僕の名前はスライムのスラミーだよ。僕の生きる世界ではね、人間と魔物が争っているんだ。おじいちゃんが言うには数百年は続いてるみたい。長いよね。そんなんだから、人間と魔物が出会うと問答無用で命の奪い合いが始まる。僕なんか、弱そうだから、人間に真っ先に狙われちゃうよ。本当に嫌になっちゃう。だからさ、本当は争いたくなんかないんだよ。殺されちゃうから、周りの大人は人間は悪だ!絶滅させるべき!って言ってるけど、本当にそんな事できるのかな?大きな声では言えないんだけどさ、人間と共存、仲良く出来ないかな?たぶん、こんなこと言ったら、お父さんにぶたれちゃうかもだけど。
はぁ、今日は人間の偵察だって、怖いなぁ、誰とも会いませんように!あれ?仲間が見当たらない、どうしよう逸れちゃったかも。
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俺の名前はカイ。しがない村人だ。この世界では人間と魔物が争っている。もう何百年も前からだ。なのに、決着がつく気配がない。いつまで続くのだろうか。俺の友人も何人か魔物にやられた。死にたくないなぁ。家族や友人は皆んな魔物は悪だ!絶滅させるべき!と言っている。確かに、魔物はいないに越したことはないが、でも、これ以上争っても何の意味があるんだろうと、俺は思う。和解出来たら1番平和なのにな、そしたら、もう誰も血を流さなくて良くなる。これは、甘ちょろい考えってのは分かっているが、そんな理想を考えてしまう。きっと、親父に言ったら半殺しにされるだろうな。
今日は近くに魔物がいないか見回りだ。何人かの村人で区域ごとにくまなく巡視する。俺が担当する区域は滅多に魔物が現れない所だ。きっと、何事もなく終わるだろう。
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スラミー:ぷるるん!!どうしよう、1人になっちゃった。ここで人間に見つかったら終わりだよ。早く皆んなの所に戻らないと。慎重に、慎重に。(スラミーは慎重に動き周りを見渡す、目の前には大きな木が見える)
カイ:はぁ、何もないな、そろそろ戻るか、最後にここを確認してと。(カイは大きな木の前に目をやる)
スラミーとカイ:!!!(スラミーとカイは目が合う)
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???:ついに1人と1匹が邂逅する。この出会いは果たして何を産むのだろうか。争いか、あるいはそれ以外の道か。明日への光に続く道を信じて私はこの物語を見守ることにする。
12/15/2025, 2:27:36 PM