優しい陽の明かりと頬杖

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遠くの街へ

忘れないで 書き留めた メモに
見慣れぬ 街の アドレス
電車の 向こうの アジアの街角
やっと であった きれいな 女の子さ 君は
神話の中 出てくるみたいだ
いたずらそうに 口ずさむ メロディ
この街では 昔に 流行った 歌だね
白いドレスに 跳ねないように しながら
グラスを置いて ピアノを ひくから

星の 瞬く 夜は こんなに
輝く 宝石が 降ってくる みたいだ
流れる星たちが 君の 部屋の窓辺に
落ちてくる みたいだ
君の 優しさを 探しに来たよ 遠くの街へ

何度目かの デートで 買った 
子どもの 頃の ような 童話の 本に 書かれた
主人公の 名前は 確か アナスタシア

何処か 違う 時間に であった みたいだ
長い 迷路の ような 世界を 抜けて
走り出す 列車に 君が 笑うから
君と 何度も 物語の 中を 駆け抜けた 気がするよ
何度も リンクして 出会った 気がする アナスタシア

異国の 街に 風が 吹くから
何度も 夢の中 彷徨う みたいに
君を 何度も 呼ぶから
その時は その細い 腕で 指先に
星たちを 呼びながら 歌うね 遠くの街へ
君が 好きな 歌を アナスタシア

2/28/2024, 4:56:18 PM