ただ記す

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『耳を澄ますと』

耳を澄ましたとき、聴こえてきてほしいものは何だろう。

そうだな、思い出してみよう。私は今まで、どんな音に心を動かされてきたかな。

うーん…

森の中にいるとき…かもしれないな。鳥のさえずり、川のせせらぎと、木々のさわさわ…とした音たち。
…なんか私、自然の音が大好きなんだな。まさかこのテーマでこれらが思い浮かぶとは思わなかった。

どうしてこんなにも、自然の音って良いのだろう。本当に心地がいい。癒やされる。まさに、心が洗われるといったところ。わたしは音だけでなく、目で見るのも、香りで感じるのも…全て好きなんですけどね。マイナスイオンとか大好き。
人工物といったって、人間だって自然の一部なのだから、その人間が作ったものも自然の一つであるとは思うけれど。やっぱり、私たちの呼ぶ「自然」というものには、特別な何かを感じる。
自然の面白いところは、先程言ったように癒やしを感じる一方で、得体のしれない漠然とした恐怖も感じうることでしょうか。自分たち人間を超越するような、力のようなものを感じるのかな。とても不思議だ。
人間はたぶん、未知に恐怖を感じやすいだろうから。
自然にはどこか、未知を感じる。具体的に何かと言われると…難しいけれど…
何千年何万年として、私たちの知る世界で屹立してきた自然。調和を保って。ただそこにいる、そんな雰囲気。
木だとか、簡単に切り倒せるはずなのに。
動物も、今では人間が好きなように狩ることができる。
なのに、五感すべてで

「ああ、敵わないな」

と感じさせる何かを持っている。

けれど、そんな自然に愛らしさを感じてしまう自分もいる。

本当に不思議な存在だな。

ちなみに…今耳を澄ますと、加湿器の音が聞こえてきてます。まるで自然とは正反対、人工物のかたまりで面白いな。いつもありがとう加湿器さん。

…あーーこんな話をしていたら、自然のなかに行きたくなってきた。あの感覚を味わいたい。目を瞑って、息を吸って…耳を澄ませて…あの音を聞きたいな。

私達には到底及ばないような。優しくて、少し怖気づいてしまうくらいに壮大で、それでいて包み込んでくれるような自然を…私のぜんぶで感じたい。

(八)

5/4/2026, 12:51:58 PM