【見つめられると】
○教室(朝)
生徒たちの話声や笑い声。
机の上にうつ伏せになって寝ている達也。
奈々が達也の耳元で
奈々「おーい。遅刻だぞ~」
と囁く。
達也は顔を上げる。
奈々「おはよう」
と達也を見つめ笑みを浮かべる。
達也「……」
奈々「何……?」
奈々は首をかしげる。
達也「……」
奈々「ち、ちょっと何よ……!?」
奈々の顔が少し赤くなる。
達也「口の横に白い歯磨き粉ついてる」
自分の口の横を指差す。
奈々の顔が真っ赤になる。
奈々「このバカ!!」
拳を握り達也の頭を殴る。
達也「いてえ!!」
頭の殴られた部分を手で押さえる。
奈々「そういうことは、見てないで早く言いなさい よ!!」
ハンカチをブレザーのポケットから出して口の 横を拭く。
達也「考えてたんだよ」
奈々「何をよ!?」
達也「歯磨き粉じゃなくて生クリームなんじゃない かって」
奈々の手からハンカチが床に落ちる。
奈々「この……」
拳を握り震えさせ
奈々「アホ~!!」
達也の頭を殴る。
3/28/2026, 11:15:17 AM