記録 と cute! です
記録
「写真撮るの、好きなんだね」
キミとのデート中、スマホで写真を撮っていると、キミにそう言われる。
「ああ、ごめんね。1人にしちゃって」
スマホからキミに視線を移し謝ると
「私もスマホ見てたし大丈夫だよ」
キミが笑ってくれたので、僕はホッと胸を撫で下ろした。
「デートの時、いつもいっぱい写真撮ってるような気がするけど、珍しいものとかあった?」
どこに行っても、僕がスマホを構えているせいだろう。不思議そうな顔をされ
「珍しい。ってものは、特にないかな。じゃあ何で写真を撮っているのかというと…僕はね、記憶力が良くないんだ。だから、少しでもキミとの大切な時間を残しておきたくて、記録として写真を撮っているんだよ」
素直に理由を話すと
「そっか。私との思い出を大切にしてくれてありがとう」
キミに微笑まれる。
「今度、あなたが撮った写真、見せてね」
「うん」
これからも僕は、キミとの大切な時間を、たくさん残そうと思うのだった。
cute!
「ああもう、なんでこんなにcuteなの」
いつでも僕のそばにいて、僕の腕をキュッと掴んだり、首を傾げ、cuteな目で、僕をじっと見る。ああ、まさに、僕の愛するキミには、very cute!という言葉がふさわしい。
「キミという天使を迎えられて、僕は幸せだよ。これからもずっと、そばにいてね」
僕のひざの上で眠る、cuteな子猫を、僕はそっと撫でるのだった。
2/28/2025, 8:52:32 AM