結城斗永

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二つの未練と二つの決意

ゴールは見えていたはずなのに
道の途中でその姿がかすんでいた
頭重な構想が一人歩きして
肝心の足は露も動かない

少し進めば矛盾を感じ
後ろを向いたまま立ち止まる
手元の地図は靄のように曖昧で
引き返しては彷徨っていた

不格好でもいいから
足を上げて一歩でも前に進みたい
ひとつでもいいから
ゴールに辿り着けたと喜びたい



興味と関心が降り積もる山は
登れば登るほど高くなっていく
登るのをやめても積み上がる山は
途方もなく高くなっていった

半ばに目印を立てたまま
忘れられた道の多いことよ
山が高くなるのはいいことだ
だがせめて手が届く高さに

できる範囲でいいから
腕を伸ばして高く旗を掲げたい
山の中腹でもいいから
ここまで登ってきたぞと叫びたい



終わらないものに囲まれながら
終わらせることを放棄してきた
今年こそはと心に決める

さぁ 思い立ったが何とやら
一文でもいい 筆を動かすんだ
一枚でもいい 頁をめくるんだ


#今年の抱負
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【あとがき】
 今年の抱負。
 私生活の抱負はひとまず脇において、『文章』という点で考えてみたら、

・中途半端で投げ出した短編を終わらせること
・積みすぎた積読本を少しでも読み進めること

 の二つでした。
 少しずつでも手を動かしながら、個人的には具体的な目標を立てて進めていきたいと思います。
 できることからコツコツと。

1/3/2026, 7:15:52 AM