言の葉 音の羽

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夢の中でみた、一筋の光。
たった一筋の光だったけど、私にとってはとても優しい光だった。

真っ暗な世界。
夢で何度も来たことがある。
永遠と続く階段をのぼっていたの。息切れもひどくなるし、もうのぼるのを諦めようとした。
私を助けてくれる人がいた。それは推しだった。私の推し2人が、私が階段をのぼるのを助けてくれた。
はぁ、はぁ、はぁ、、、あっ…!やっと頂上……!
ようやく1番上にたどり着いた。
みると、その先には大きい扉があった。そして、1番上で私を待つ人がいた。その人の顔とか何もわからなかった。大きな扉から差し込んでいた一筋の光がとても眩しかったから、シルエットしかわからなかった。でも、光はとても優しいもので、待っていた人が私の手を取ってくれたんだけど、その手もお日さまみたいな温もりがあって、とても優しいものだった。
大きな扉に向かって、2人で手を繋いで、走り出す。
扉を開けて、その先へ―。

はっと目を開ける。あれは夢だった。
変な夢……。なんか、アニメみたい…。でも、いい。推しに会えたし!
あれ、でも、最後に出てきた人って、誰だろ?
私の知ってる人?もう会ったことある人とか?それともまた芸能人?いや……、あれは…。まだ会ったことない人かな…?
今思えば、あの夢はとても大切なものな気がする。
私があのとき、夢で出会った1番最後の人は、きっと「あなた」なんだよね?

11/5/2023, 10:11:12 AM