気分屋の鮭

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私は今、友達のゆかと帰宅中だ。
ゆかは、勉強をいつも頑張っていて部活もバイトもほぼ毎日やっていて、可愛くって尊敬する存在だ。

ゆか「ねぇ〜ちょっと聞いて」
私「どした?」
ゆか「たくやがいきなり電話かけてきたんだけど」
たくやはゆかの彼氏のことだ。
私「うん」
ゆか「その理由がまだ怒っているの?だって!」
私「フフッ」
ゆかとたくやは今喧嘩中だ。
ゆか「ありえなくない?さっせっての」
私「いつもの喧嘩懲りないね〜」
ゆか「あっ見て!」
ゆかが指を刺した方を見てみた。
そこにはきっと近所の子供が描いた落書きがあった。
ゆか「これさ、猫に似てない?」
私「猫っぽいね」
黒いアスファルトの地面に描かれた白い動物
ゆか「かわいいな〜」
私「ね〜」
ゆか「あっそういえば、明後日くるみの誕生日だ!」
私「そうなの!?何が準備しないとな〜」
ゆか「やっぱしハンカチとかかな〜、いや何か作ろうか
   な〜」
私「私はお菓子とかもありだよね」
ゆか「いいね!あ、お菓子って聞いたらたくやのこと思    
   い出してきた…。」
そういえば、2人が喧嘩したのはお菓子の取り合いが始まりだったはずだ。
ゆか「げっ、電話かかってきた。ごめんでてもいい?」
私「全然いいよ」
ゆか「ありがとう!」
ゆかは電話に出た。ちょっと喧嘩口調だ。さっきから話が転々としているいつものことだ、いつも結論が出ないその前に話が変わる。可愛いとも思うときはある。
私も相談したいでも、どうしても信用できない。この子が考えていることがわかるようでわからない。
ゆか「う〜ん、たくやがさご飯とパスタどっち食べるかって悩んでるんだって、どっちでもいいでしょ!私に関係ないじゃん!」
私「もうかしたら、デート関係じゃない?」
ゆか「そういえば、来週約束してたか」
私「きっとそれだよ!」
ゆか「それだったら嬉しいかも」
  「あっ、ねねそいえばさ、くるみのプレゼントどう            しようかな」
又話が変わった私の頭はいっぱいになりかけている。何について話していたっけ?頭が回らないなってきた気がする。この子の話はなんかめんどくさい。

12/17/2023, 2:44:08 PM