多田野一人

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声が枯れるまで
遠ざかる車…君を乗せた車が、どんどん小さくなる…そして私は、ただただそこに突っ立たまま、君の名前を呼び続けた…
何時も一緒にいて、何時も笑いあって、何時も同じものを見ていた…ずっとずっと、この時間が、永遠に続くと信じていた…だから、突然の別れに、理解できない私は、君を乗せて消えて行った車の行く先を見つめ乍ら、声が掠れても君の名を…

10/21/2023, 3:37:09 PM