夕暮れをぼぅーっと眺めながらたそがれる。沈み行く赤い夕日と広がり行く青い夜。その境界線をただひたすらに眺めている。
いつ頃から眺め初めたのか分からない。ただ、気が付いたら日々の習慣になっていた。
完全に太陽が沈むまで眺め続ける。飲食もせずに。空腹感はあるけれど、不思議と気にならない。
沈んでから帰路に着き始める。それが私の日課だ。我ながら変わっていると思う。
けれど、あの赤と青のグラデーションに気づき、それを眺めて、楽しんでいる。
私しかいないのならば、独り占めしていることになる。あの赤と青のグラデーションを。そんなことないだろうけども。
夕暮れの時間帯に空を見上げれば、曇り空じゃない限り、あの赤と青のグラデーションは見える。
それに気づくか気づかないかの違いでしかないのだからーー。
10/1/2024, 10:15:27 AM